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日本の電力を調整するVPP(仮想発電所)という技術

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2011年の震災以降、原子力発電は停止され、60%代であった日本のエネルギー需給率は以前紹介しましたが95%となっています。

体感的に近年では非常に停電が多いものと感じられると思います。

太陽光発電の固定価格買い取り制度(通称FIT)が順次終了していくなかで、今後買い取り価格は低下し、日常の生活の中で消費していくこととなります。

太陽光発電は電気をためることが出来ないため、蓄電設備を使用してほかの家に売る、といった活用が見込まれています。

エネルギーバランスを調整し電力会社と畜創電メーカーが協業して、VPPという技術を検証しています。

畜創電機器については別記事にまとめていますので、下記をご確認ください。

>>蓄電システムと太陽光の住宅事情

 

VPPとは

VPPとは(仮想発電所:Virtual Power Plant)の頭文字となります。

一般的な地区・家庭では昼の電気使用量が多く、夜間の電気量は少なめとなっています。発電所は停止すると再開始時に稼働時点検などのコストがかかるため、24時間需給量を予測して発電しています。

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昼の使用量が多く、特に夏季使用量が多い

送電業者は電力需要家(家庭や工場など電力を使用する人)の使用量に応じて発電所に需要量を送り必要量を送電しています。

VPPでは産業用の火力・バイオマス・太陽光発電などに加え、家庭用の蓄電・太陽光・V2H・エコキュートなどの余剰電力を仮想的に発電所に見立てて需要量を収集します。

収集したデータを統合して発電量の調整やデマンドに応じた送電を行います。

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出典:経済産業省

 どういう企業が今後伸びるか

2016年度よりVPP実証がおこなわれており、下記のような実証が行われています。

2030年までのロードマップが示されています。

トヨタがスマートシティの発表を行いましたが、こういったVPPの実証も同時に行われていくと思われます。

実証実験をもとにどのような企業活動をしているかを取りまとめました。

電力需要家のデマンドを調整するリソースアグリケーター

ソフトバンクエナジー 太陽光発電事業と家庭内需給の調整を行う

豊田通商(Nuvve Corporation)V2Gを利用した電気自動車のネットワークの構築

ローソン 東京電力管轄257店舗にて店舗間の需給調整

アズビル BEMSとV2Gを利用したデマンド調整

需要家と発電業者を調整するアグリケーションコーディネーター

リソースアグリケーターが市場参入しやすいよう

システムやインフラの準備・ 契約や入札手続きの代行・ リソース運用の代行
リソース計量やベースライン算定の代行などを行います。

関西電力・東京電力・中部電力等の各種電力会社

需要家の機器をインターネットにつなげる業者(スマートメーターなど)

大崎電気工業 スマートメーター

太陽光・エコキュート・ヒートポンプ・V2H・蓄電などを生産するメーカー

豊田通商 V2G(vehicle To Grid)

ニチコン V2H(vehicle To Home) 家庭用蓄電池

㈱NTTスマイルエナジー 家庭用蓄電池

㈱エネゲート HEMS EQ V2H 空調 蓄電池

エリーパワー㈱ 産業用蓄電池

京セラ㈱ 家庭用蓄電池

㈱きんでん BEMS NAS蓄電池 空調

シャープ㈱ 産業用蓄電理
住友電気工業㈱ BEMS RF電池 自家発電機

㈱ダイヘン FEMS 産業用蓄電池 空調 照明

パナソニック㈱ 家庭用蓄電理

福島工業㈱ 冷凍 空調 照明

三菱商事㈱ 家庭用蓄電池

今回は2019年度の実証結果をとりまとめています。

普及に関しての全体像はまだ見えてきませんが、2020年にはトヨタがEVを発売を予定しており、国内への普及が進むことになるでしょう。

自動車をエネルギー源として活用することになるのは規定路線でありどのように企業が成長していくかは楽しみです。

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