過去記事にて、銘柄選定に必要なパフェットコードさんを紹介させてもらいました。
年齢層が若いうちは長期投資が非常に有利であることは過去にも話しました。
個別銘柄の選定には良いのですが、インデックスファンドへの積立投資を行うとすれば
日本の上位層であるアッパーマス層への到達にはいくら必要なのでしょうか?
今回はシミュレーションをもとに紹介していきます。
Contents
アッパーマス層とは?
アッパーマス層とは、金融資産3,000万円~5000万円未満の層を指します。
野村総研の調べでは、過半数が78%のマス層の位置します。
上位13%がアッパーマス層であり、今回の記事ではアッパーマス層に必要な積立金額をまとめてみたいと思います。
アッパーマス層の推移
日本には720万世帯のアッパーマス層がいます。2009年のリーマンショックで資産残高が一時的に減ったものの、2000年より緩やかに富裕層が増加しています。
人口は減っているはずが世帯数が増えているということは子無し世帯が増えたということでしょうか。
統計的には大半の人は金融資産3000万円に到達していないことがわかります。
世代別アッパーマス層の割合
年代別にアッパー層の割合を調べてみました。
金融広報中央委員会の調べでは各年代ごとの金融資産高を公表しています。
年代 | 3000万円以上 |
---|---|
20歳代 | 0% |
30歳代 | 2.5% |
40歳代 | 3.6% |
50歳代 | 11.4% |
60歳代 | 20.2% |
70歳以上 | 16.1% |
アンケートの母集団の中では10代ではほぼ0%。30代・40代では50人にひとりとなっています。
50代以上で3,000万円をためるには、を主眼として見ていくとよさそうです。
年収別アッパーマス層の割合
では、年収別の分布はどのようなものになるでしょうか。
同様に金融広報中央委員会の資料よりグラフ化してみました。
1200万円以上の人の半数近くがアッパーマス層以上に位置しています。
1000万~1200万では6人に一人の割合となります。
こうみると、年収が少ないとアッパーマス層への仲間入りは難しいのではないかと思えます。
貯蓄を増やすために僕が行ったこと
貯金だけでは年間100万貯金したとしても30年かかります。
これではアッパーマス層への参入は難しいと思われます。
収入を増やす
ブログを書いているのは、有益な情報を発信し、1円でもお金を増やすためです。
もちろん、転職や本業での出世なども大事だと思います。
しかし、それ一本の収入に頼るだけでなく、別の柱を持つことで、心に余裕ができます。
とはいえ、時間がかかるのも確かであり、サラリーマンにおススメするのは後述する積立投資です。
支出を減らす
最初に行ったことは固定費の見直しです。
携帯電話は格安SIMへ変更しました。おそらく世帯の中で最も効果的なのは携帯の見直しではないでしょうか。
電気プランの見直しやキャッスレスのポイント狙いもよいでしょう。
交際費なども可能な限り削りました。
こちらは日々のお金の使い方の振り返りが重要となります。
月にいくらお金を使っているか?を振り返ることが大事なため、何かしらの家計管理ソフトを使用することをお勧めします。
僕はマネーフォワード+クレジットカードで支出を管理しています。
積立投資でアッパーマス層になるための金額
ここからが本題となります。
年収が多くない場合でも10人に一人程度はアッパーマス層が存在します。
相続などの特殊な事情を除いて、年収が少ない場合でもアッパーマス層に到達するため、積立投資での目標金額を算出してみます。
積立投資は複利のため、年次が長いほど雪だるま式にお金が増えていきます。
インデックスファンドに積立投資をした場合、いくら必要かをシミュレーションしてみます。
金融庁の資産運用シミュレーションで試してみます。
年利5% 10年投資の場合
毎月積立金額 193,197円
10年で達成するのは無理そうですね。
年利5% 20年投資の場合
毎月積立金額 72,987円
20年のシミュレーションでは比較的現実的な数字です。
年利5% 30年投資の場合
毎月積立金額 36,046円
30年の場合はさほど無理なくためれるのではないでしょうか
積立NISA 5%運用 30年
毎月 33,333円 30年積み立てると2773万円
積立NISA 7%運用 30年
毎月 33,333円 30年積み立てると4066万円
高リスク商品の7%利回りであれば30年で準富裕層も見えてきます。
残り積立可能な期間を計算し、ともに富裕層へのチャレンジを行いましょう。